タイヤの上手な保管方法

タイヤは、保管方法によって主な材料であるゴムが劣化し、タイヤの質に影響することがあります。
車を運転する際の安全性のためにも、適切に保管する必要があります。

タイヤは、水分、油分との相性が良くありません。湿度の高い場所や雨の当たる場所でタイヤを保管すると、タイヤの内側の構造も劣化し、ゴムの変質が早まります。

土や泥で汚れたまま保管すると、汚れに含まれる水分や油分が品質に影響を及ぼすことがあるので、保管の際は水で汚れ落とし、しっかり乾燥させることが大切です。

また、タイヤワックスを使っている場合はワックスを落としましょう。綺麗な状態にして水分や油分を避け、直射日光が当たらない風通しが良い場所に保管するようにします。

強力な酸化力や残留性がないという特徴を持つオゾンは、様々な業種や分野で有効的に活用しようと注目を集めています。しかし、オゾンはタイヤにとっては有害なものであり、オゾンが発生する場所で保管すると劣化を促してしまいます。

バッテリーやモーター、モーター使用機器といったオゾンを発生させる機器の近くには、タイヤを置かないよう気をつけましょう。

ホイールを装着した状態で保管する際は、ホイールの重みで接地面を変形させないために横積みで保管します。この時タイヤの空気圧は、ゴムの劣化を防ぐために通常の半分程度に下げます。

タイヤ単体であれば縦積み・横積みどちらでも問題ありませんが、ホイールが無いことで変形しやすいので縦積みが向いています。タイヤが路面と設置するゴムの部分一箇所に負担をかけ続けると、その部分だけ平らに変形してしまいますので、月に1度など、定期的に積み替えを行うと良いです。

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